顧問契約(顧問弁護士)のメリット
顧問契約(顧問弁護士)とは
顧問契約(顧問弁護士)といっても、具体的なイメージが湧かない方も多いと思います。
会社や個人に何らかの紛争が生じて、その解決のために交渉や裁判を行うことが通常の弁護士の役割です。
もちろん顧問弁護士も同じような業務を行いますが、顧問弁護士の最も重要な役割は「紛争予防」です。
一度、揉めごとが生じてしまい、裁判になってしまった場合には、数年という時間や数百万円という弁護士費用がかかるケースもあります。
この点、顧問契約を結んだ顧問弁護士が身近にいれば、疑問点や不安なことを気軽に相談できるため、揉めごとを起こさないための事前の対策が可能になります。
弁護士と顧問契約を結ぶということは、社外に法務部を設置することに近いかもしれません。
仮に、社内に法務部を設置するとすれば、当然、人件費はかかりますし、採用・教育などの労力もかかります。
しかし、弁護士と顧問契約を結べば、月々の顧問料だけでいつでも専門家からのアドバイスやサポートを受けられるようになるというわけです。
顧問契約(顧問弁護士)のメリット
1.揉めごとがなくても気軽に相談できる
通常、揉めごとがない状態で弁護士に相談することはどうしても遠慮しがちになってしまうと思います。
しかし、顧問契約を結んだ顧問弁護士がいれば、日々の疑問や不安を気軽に相談することができ、会社の運営を効率化できます。
2.紛争を予防できる
顧問弁護士がいない会社の場合、社員の独断で事業を行い、場合によっては社員が契約書を作成・チェックすることもあります。
そのような場合、例えば、新規で立ち上げたビジネスが違法なものであることが後から発覚した、契約書に不備があり取引先と揉めてしまったというようなトラブルが生じかねません。
そして、一度、紛争が生じてしまうと、そう簡単には解決できないことも多く、かえって時間や多額の費用がかかってしまうことがあります。
この点、顧問契約を結んだ顧問弁護士がいれば、新規事業を立ち上げる際のアドバイスや契約書のチェック・作成、顧客からのクレームの対応方法など、あらゆる点で法的なサポートを受けられますので、紛争の芽を事前に摘むことが可能になります。
3.迅速に対応してもらえる
通常、弁護士に相談をする場合、ネット検索などで対応可能な弁護士を探して、メールや電話などで日程調整を行い、決められた日程で相談を行うという流れを経ることになります。
しかし、企業のトラブルの場合、このような流れを経る時間的な余裕はないことが多いと思います。
この点、顧問契約を結んだ顧問弁護士がいれば、電話やメールなどですぐにアドバイスを貰うことができますし、一般のお客様と比較して優先的に対応させていただくことになりますので、対応が遅れたことによる二次被害も未然に防ぐことが可能になります。
4.会社の状況にあったアドバイスがもらえる
通常、何らかのトラブルが生じて弁護士に相談をする場合、会社の事業内容や規模、社内の状況など、まずは、弁護士に会社のことを分かってもらうための説明から始めなければなりません。
しかし、顧問弁護士がいれば、日常的にアドバイスを行っている関係で、会社の内情を十分に把握しておりますので、会社の状況にあったアドバイスを適切かつ迅速に行うことができます。
5.取引先からの信用が増す
取引先と契約を締結する場合や協力して何らかのビジネスを行う場合に、「顧問弁護士に契約書を確認してもらった」、「顧問弁護士から法的に問題ないと回答を得ている」というようなことを取引先に伝えることができれば、コンプライアンスを意識した信頼できる会社であると、より取引先から信用してもらえるようになります。
大まかな顧問契約(顧問弁護士)のメリットはお分かりいただけたでしょうか。
立川法律事務所では、立川・多摩地域の企業様を中心に、関東圏の企業様から広く顧問のご依頼をお受けしております。
また、当法人の代表弁護士は、千代田区にあるフランチャイズ・IT・著作権分野を得意とする企業法務専門の法律事務所で企業法務全般に携わってきた経験があり、小売・飲食関係企業やIT企業などを中心として、中小企業・ベンチャー企業から一部上場企業まで幅広い規模と業種の企業様のサポートを行ってきた経験があります。
取扱分野の大部分が企業法務という企業法務系法律事務所がほぼ存在しない多摩地域において、当法人の上記のようなバックグラウンド・ノウハウは多摩地域で活躍されている企業様に大きく貢献できるものと考えています。
顧問契約(顧問弁護士)を探すうえで最も重要な点は「相性」であると思いますので、まずは、初回相談でお話をさせていただければと思います。